【網羅的】Webライターの始め方から継続案件をもらえるようになるまで徹底解説

「正社員という形態に縛られずに、自宅で自由に仕事をしたい」

「副業を始めたいけど、難しいスキル習得はしたくない」

「Webライターという仕事に興味があるけど、どれくらい稼げるんだろう」

Webライターを始めたい理由は人それぞれだと思いますが、稼げるまでのハードルが低く、自宅で自由に働くライフスタイルに憧れている人は、Webライターはおすすめです。

この記事ではWebライター歴約3年の著者が、以下の

  • Webライターとは
  • 向いている人の特徴
  • Webライターの始め方
  • 案件を獲得するコツ
  • 仕事の進め方

などWebライター初心者にとって必要な情報を具体的かつ網羅的に解説しています。

この記事を読むことで、Webライター初心者は安心してスタートをきれるようになっているので、ぜひ最後までお読みください。

Webライターとは?

Webライターとは、Webに掲載される文章全般を書く職業です。

Webライターには、雑誌や紙媒体のライターとは違い、Webという媒体に適した文章を執筆する能力が求められます。

Webライターの仕事内容

Webライターのライティングスキルは汎用性が高いため、以下のように様々な仕事があります。

  • 企業メディアのSEO記事やコラム記事
  • YouTubeの台本作成
  • SNSの投稿作成
  • 取材ライティング
  • コピーライティング

近年ではSNSや動画が伸びていることもあり、YouTubeの台本やSNSの投稿を作成する仕事も増えています。

ですが、全体の7割以上はWebメディアのSEO記事なので、Webライターとして安定した収入を得られるようになるにはSEOの知識を習得することが不可欠です。

Webライターの収入

未経験から始めるWebライターの場合は、月に数万円程度の収入からスタートする場合がほとんどです。

一般的にWebライターの収入は、文字単価と言って1文字あたりの金額を設定する報酬形式が多いですが、初心者の場合は高い文字単価で働くことが難しいからです。

SEOの知識が豊富だったり、高い専門性をもっていたりするWebライターは市場価値が高く、なかには文字単価5円以上もらっていて、月に100万円以上稼ぐライターもいます。

しかし、初心者の場合は文字単価1円ほどからスタートするのが一般的なので、収入をあげたい場合は地道にスキルを習得していく必要があります。

Webライターに向いている人の特徴4選

Webライターの仕事を始める前に自分が向いているのか確認するのがおすすめです。

もし自分が向いていないと思えばやめることができますし、それでも始めたい場合は自分に足りない部分を努力することで、継続できる可能性が高まるからです。

ここではWebライターに向いている人の特徴を4つ紹介していきます。

特徴① 文章の読み書きが得意

Webライターは文章を書いていくのが主な仕事なので、文章の読み書きが得意かどうかは重要な要素です。

言葉の意味を正しく理解していれば、間違った表現をすることがなく、語彙が豊富であればその時にあった適切な表現がすぐに思いつくでしょう。

文章の読み書きが得意な人は、質の高い記事を書くことができ、クライアントからの評価も上がって文字単価が高くなる傾向にあります。

特徴② 執筆ルールを守れる

多くのクライアントは記事作成を依頼する際に、細かい執筆ルールを定めています。

執筆ルールを設定する主な理由は、差別や法律に抵触することなく、一定以上の品質の記事を担保するためです。

トラブルなく品質の高い記事を納品してくれるライターは、クライアントとしても一緒に仕事を続けやすいので、継続依頼を受けやすくなります。

特徴③ フィードバックを素直に受け入れられる

納品した記事のクオリティが今ひとつだと、クライアントから厳しいフィードバックをもらうことがあります。

特に経験の浅い駆け出しのWebライターは自分よがりな文章になりがちで、フィードバックを受け入れないと、ライターとして成長できません。

十分な根拠をもったフィードバックは素直に吸収して、洗練された記事を作成できるようになりましょう。

特徴④ 多角的に物事を見れる

Webライターは、自分と異なる立場の人をターゲットにした記事を依頼されることが多いため、多角的な視点をもつことが大切です。

自分の見解や感想を押し付けた記事にしてしまうと、ターゲットの読者層の心にささらずに、クライアントの目的を果たせません。

普段みるニュースなどで自分とは違う立場から考えられたり、自分の興味がない情報でも積極的に収集できたりする人は、Webライターの適正がありそうです。

Webライターの始め方を6つのステップで紹介

オーソドックスなWebライターの始め方を6ステップで解説していきます。

ステップ① 必要なものを準備する

Webライターとして活動していくためには以下のものがあるといいでしょう。

  • PC
  • ネット環境
  • googleアカウント
  • レンタルサーバーとWordPress(できれば)

PCとネット環境は、クライアントとコミュニケーションをとりながらウェブの文章を執筆していくことから必要なのが想像がつくと思います。

googleアカウントもWebライターには必要なものと言えます。
記事を執筆して納品するための執筆ツールとしてgoogleドキュメントを指定されることが多く、googleアカウントがなければ利用できないからです。

レンタルサーバーとWordPressに関しては必ず必要なわけではありません。

ですが、クライアントに応募する際のポートフォリオとしてブログがあった方が、ライターとしてスムーズに活動していけます。

WordPressとは、簡単に自分のブログを管理するためのソフトウェアのようなもので、レンタルサーバーと紐付けることで、自分のブログをネット上に公開できます。

ライターとして必要なものは他の副業に比べれば少ないので、準備してからスムーズに始めましょう。

ステップ② 最低限のSEOの知識やWebライティングスキルを身に付ける

必要なものを準備したら仕事を取りにいきたいところですが、最低限のSEOの知識やWebライティングのスキルを身につけてから仕事を始めることをおすすめします。

SEOの知識や基本的なWebライティングのスキルがなければ、どのように執筆すればいいのか分からず、継続案件をもらうことが難しいからです。

基本的なSEOの知識やWebライティングのスキルを身につけたい人は、「沈黙のWebライティング」と「新しい文章力の教室」の2冊の本がおすすめです。

沈黙のWebライティングは漫画形式でSEOの知識が身に付くように工夫されている本で、SEOの知識をまとめた章もあるので、楽しみながら効率よくSEOを学べます。

新しい文章力の教室は、Webの文章を完読してもらうためのコツを丁寧に解説している本で、この本を読むだけで基本的なWebライティングのスキルが身につくでしょう。

実際の案件でフィードバックをもらうことで学べることも多いですが、この2冊で基本を知っておくと、クライアントから大きなマイナス評価を受けにくくなると思います。

ステップ③ クラウドソーシングサイトに登録する

初心者のWebライターは、クラウドソーシングサイトの案件で経験をつむことをおすすめします。

理由は主に2つあって、Webメディアなどの直案件は文字単価が高い傾向にあるものの、未経験者が雇ってもらえる可能性は低いからです。

もう一つの理由は、XなどのSNSでライターを募集していることがありますが、詐欺案件や地雷案件のようなものがあるからです。

クラウドソーシングサイトであれば、募集しているクライアントが本人確認をしているかを確認でき、トラブルが起きても仲介に入ってくれるので安心して利用できます。

代表的なクラウドソーシングサイトは「クラウドワークス」と「ランサーズ」の2つなので、どちらも登録しましょう。

登録を始めとして利用する時も基本的には料金がかからないので、どちらも登録しておくことで、応募できる案件の数を増やせるからです。

クラウドソーシングサイトは初心者でも仕事を獲得しやすいですが、直案件と比較して報酬が低い傾向にあるので、経験を積んだらメディアなどに応募しましょう。

ステップ④ クラウドソーシングの案件に応募する

クラウドワークスやランサーズの案件を見ていき、応募条件などを確認して自分に執筆できそうな案件があったら、どんどん応募していきましょう。

初心者のうちはテストライティングに進める可能性が低く、万が一案件を受注しすぎてもクライアントに謝れば問題ない場合が多いからです。

初心者Webライターが受注しやすい文字単価の目安は1円前後ですが、細かいフィードバックをしてくれそうな場合は、1円以下の案件でもいいでしょう。

しかし、悪質な案件が混ざっている可能性があるので、以下のような場合には注意が必要です。

  • 文字単価が極端に低い(1文字0.1円など)
  • 文字単価が極端に高い釣り案件(1文字10円など)
  • 受注したら別のチャットツールで個人情報の開示を求められる
  • 仮払いの前に納品を求めてくる

少しでも怪しいと感じたら遠慮なく利用しているサイトに問い合わせてみましょう。

スタッフの方が丁寧に対応してくれるので、ほとんどの場合で解決できるはずです。

ステップ⑤ テストライティングを行う

多くの案件ではライターの実力をはかるためにテストライティングを行っています。

基本的なSEOの知識やWebライティングスキルが備わっていて、クライアントの合格ラインを超えた記事を納品できれば、継続案件をもらえます。

もしテストライティングに落ちてしまったら、可能な限りクライアントからフィードバックをもらい、今後の案件に生かしましょう。

ステップ⑥ ライティング案件を受注する

実際の案件をまかせてもらえたら、納期厳守でクライアントの要望にあった記事を執筆しましょう。

厳しいフィードバックをもらったり、修正を依頼されたりすることがありますが、ライターとして成長していくための大事なステップです。

具体的なライターの仕事の進め方や稼ぐためのコツを後述しているので、参考にしていただけたら幸いです。

初心者Webライターが案件を獲得するコツ5選

私の実体験からもいえますが、実績のない初心者Webライターが案件を獲得するのは簡単ではありません。

少しでも案件を獲得する確率を上げるため、私の実体験や他のWebライターの意見を参考に効果的だと思うコツを5つ紹介していきます。

コツ① プロフィールを作り込む

クライアントも相手の人となりが分からないと仕事を任せるのが不安なので、クラウドワークスやランサーズのアカウントを作成したら、まずはプロフィールを作成しましょう。

本人確認書類の提出は数日かかるので、まずは本人確認書類を提出するとスムーズにいきやすいです。

本人確認書類を提出したら、プロフィールに以下の情報を掲載するのがおすすめです。

  • 名前(ペンネームでもOK)・顔写真(なしでもOK)などの基本情報
  • どのような仕事ができるのか
  • これまでの実績
  • 持っている資格やスキル

上記の情報は最低限必要な情報で、より多くの情報を開示した方がクライアントも信頼して仕事を任せやすいと思うので、出せる情報はどんどん開示しましょう。

コツ② タスク形式の仕事をこなして実績をつくる

応募してきたワーカーの中からクライアントが仕事を任せるワーカーを選ぶ依頼形式を「プロジェクト形式」と呼びます。

ほとんどの案件はプロジェクト形式なのですが、初心者Webライターの場合は実績やスキルがない分、他のワーカーの中に埋もれてしまいがちです。

タスク形式であれば、基本的にはクライアントの同意を得る必要なく先着順で仕事に取り掛かれるため、仕事をこなせばクラウドワークスやランサーズに実績がたまっていきます。

タスク形式で実績を積み重ねていけば、真面目に仕事をこなしてくれそうという印象をクライアントに与えられるので、プロジェクト形式の案件を受注しやすくなるでしょう。

コツ③  提案文は読み手のことを考えて作る

きちんとしたクライアントであれば、ほとんどの場合は募集文にワーカーに対する質問や応募資格などの条項を記載しています。

クライアントの募集文を全て読まずに提案文を作ってしまうと、質問に対する答えがなかったり、応募資格を満たさずに応募してしまうでしょう。

そのような提案では、クライアントも信頼して任せられないので、提案に通る可能性が大きく下がってしまいます。

当たり前のことだと思うかもしれませんが、実際に募集しているクライアントの話を聞くと、結構な割合で適当な提案文を送って来る人がいるようです。

裏を返せば、クライアントの意向をしっかり汲み取った提案を送ることができれば、それだけで案件を受注できる可能性がかなり上がるということです。

募集文が長いと読むのが面倒に感じるかもしれませんが、受注できる可能性を上げるために、クライアント目線の提案文を書きましょう。

コツ④ 実績がゼロなら自作の記事を見せる

応募する際に自分がこれまで執筆した記事を公開できないと案件を受注できる可能性が大きく下がってしまいます。

過去に執筆した記事の提出を求める案件が多く、公開できる実績がないと初心者だと思われて、信頼して仕事を任せにくいからです。

公開できる実績がない場合は、googleドキュメントやnoteなどに応募したいジャンルの記事を自作しておくと、応募できる案件が増えて受注しやすくなるでしょう。

コツ⑤ 文字単価1円以下の案件に応募する

文字単価が高い案件ほどクライアントが求める水準が高く、応募してくる他のライターのレベルも高いため、案件を受注するのが難しいです。

10件以上応募してもまったく受注できない場合は、自分が応募している案件の文字単価が今の自分に高くないか見直す必要があるかもしれません。

文字単価が低くても、仕事をこなせばクラウドワークスやランサーズに実績として残りますし、場合によってはフィードバックをもらえて大きな気づきをもらえるかもしれません。

初心者がいきなり高単価の案件を受注するのは難しいため、修行だと割り切って低い文字単価の案件も視野に入れることは大事です。

Webライターの仕事の進め方

ここでは一般的なWebライターの仕事の進め方を紹介していくので、仕事の進め方がイメージできない人は参考にしてもらえたら幸いです。

レギュレーションや記事作成に必要な情報をクライアントと共有

案件を受注したら、まずはレギュレーションや記事作成に必要な情報を共有するのが大切です。

レギュレーションを理解していないと、メディアのトンマナ(トーンマナーの略)に合わなかったり、Webの文章にそぐわなかったりする文章になることがあります。

記事の検索キーワードや、ターゲット読者層が分かっていないと記事の目的が分からずにクライアントの希望する記事を納品できません。

最初に共有せずに記事を書いてしまうと、最悪の場合は最初から書き直しになってしまう可能性があるので、注意しましょう。

タイトルや記事の構成を作成

初心者Webライターが受ける文字単価の低い案件は、ほとんどの場合でタイトルや記事構成をクライアント側で作成しています。

ですが、タイトルや記事の構成から任せられることもあるので、その場合はSEOの知識を生かしながらタイトルや構成を作成しましょう。

SEOの知識があまりない人は、沈黙のWebライティングという本や株式会社ルーシーの記事を参考にすると、コスパよく学べます。

記事の本文を執筆

クライアントが設定するレギュレーションを守りながら、記事のターゲットを意識した本文を執筆していきましょう。

Webライティングにおける基本的な文章力を鍛えたい場合は、新しい文章力の教室という本がおすすめです。

記事の内容を確認する

記事が完成したら、以下のことを最低限は確認しておくのがおすすめです。

  • 事実と異なる内容を書いていないか
  • クライアントが設定するレギュレーションを守れているか
  • 誤字脱字がないか

品質の低い記事を納品してしまうとクライアントの手間を増やしてしまい、継続案件をもらえなくなってしまうので、しっかり確認しましょう。

納期までにクライアントに納品

納期までに納品できないと、クライアントの予定が崩れてしまい、クライアントを困らせてしまうことになります。

万が一、納期に遅れそうだと思った場合は、少しでも早くクライアントに伝えておくことで対策が立てやすいので、早めに伝えておきましょう。

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