脳死インデックス論者=情弱 

インデックス投資だけやってれば安心だと思ってるそこの君。実はそれ、情弱な選択肢かも

インデックス論者とは、代表的な株価指数のS&P500とかに連動するETFに投資して、「市場平均のリターンが一番」って信じてる人たちのこと。

でも、個別株や特定セクターに投資して、市場平均以上のリターンを狙うのは「悪」だと思ってるのは大間違い

ちなみにETFっていうのはS&P500などの特定の株価指数や半導体関連など特定のセクターなどに連動したものなど、いろいろな種類がある金融商品のことです。

この記事では、インデックス投資オンリーだった私が損なことをしていたと感じたことについてシェアします。

 一章 インデックス論者だった私が気づいたインデックス最強論の誤り 

インデックス最強論の誤りに気づいた理由は2つあって、1つめは投資を始めた時を思い出したことでした。

引用元:Trading ViewによるS&P500指数の週足チャート

コロナショックで大暴落した時に投資を始めた私は、S&P500に連動するETFに50万円投資して、1ヶ月足らずで約65万円に。でもこれ、もし1000万円投資してたら1300万円になってたってこと。

だから、「インデックスだけじゃ物足りない」って思ったんだ

毎年5〜10%位の暴落は何回かあるし、その時に脳死で全額インデックス投資してたら機会損失がもったいない。

2つめは、国策やこれから大きく成長しそうだとマーケット全体が思いそうな分野に投資をすれば、市場平均以上のリターンを目指すのは難しくないと気づいたから。

これから流行りそうなセクターのことは次章以降で詳しく解説するね

二章 インデックス論者の主張=机上の空論 

市場のニュースに敏感になって、どのセクターが伸びそうか予想して投資すれば、市場平均を超えるのは難しくないんですよ。

例えば、気候変動対策の強化を公言していたバイデン大統領が当選した時のこと。

引用元:Trading View

バイデン氏の当選直後からのICLNとS&P500の比較チャート

上記の画像のようにバイデン大統領の当選が明らかになった時からS&P500指数とクリーンエネルギー関連の銘柄を中心に構成されたETFのICLNを比較すると、圧倒的にICLNのパフォーマンスがよかったんですよ。

また、ChatGPTの登場でAI用のGPUが話題になり始めた2023年初頭から2024年6月11日までの半導体関連のETFのSMHとS&P500指数を比較すると、SMHの方が3倍以上も高いリターンを出したんです。

引用元:Trading View

どちらも結果論だけど、日頃からニュースに敏感になっていて、大きなトレンドになりそうなセクターに早くから投資をすれば、市場平均を超えるのは難しくないのは分かったと思います。

三章 知識なき人間が実践が不可能な理由 

投資に対する知識がないと、市場平均以上のリターンを狙う投資の実践が不可能な理由を解説します。

感情的に不可能 

市場平均以上のリターンを狙うコツとしては、株価が下落している時にかって、上昇しているときに売るというシンプルな考え方を実践する必要がありますが、人間の自然な感情的にはそれが難しいです

以下のチャートは、上の折れ線グラフがS&P500に連動するETFの価格で下の棒グラフが投資家のETFの総保有量です。

引用元:WEALTH ADVISOR

株価が下落している時に投資家がETFを売却して、上昇している時にETFを購入する傾向があるのがわかります。

人間心理として、株価が下落している時には悲観的になりやすいので、株を持ち続けるのが難しく、上昇している時は楽観的になるので、購入に踏み切りやすくなります。

ただ、実際にはその逆のことをしないと大きく儲けるのは難しいですよね

この自然な人間心理があるからこそ市場平均以上のリターンを得るのが難しく、インデックスファンドを薦める風潮があるんですよ

リスク許容度 

インデックス投資以上のリターン狙う場合は、リスク許容度を把握した投資をしないと、大金を失うリスクがあることに注意が必要です

タスク管理ツールを提供しているASANAという米国株を例にとって説明します。

2020年に株式市場に上場してからコロナによるリモートワーク社会への転換の恩恵を受けて大きく上昇したけど、以下のチャートのように2021年11月につけた最高値から1ヶ月たらずで約半値になって、2024年6月現在では、最高値から約10分の1になってる。

これを見ると株って怖いですよね

引用元:Google Finance

もしこの銘柄を高値圏から保有してて、売らずに持ち続けてたら、資産を増やすどころか大きく減らして発狂してたと思う

市場平均以上のリターンを狙うと、このように大きな損失を被るリスクがあるから、適切なリスク許容度を把握して投資をするのが大切です。

確信不足 

市場平均以上のリターンを狙うには、これから流行りそうな株に株価が上がる前に投資を始めたり、下落した時もしっかりした根拠から売らずに持ち続けたりするなどの確信が必要です。

以下の画像は、2020年11月8日から2021年1月31日までのS&P500指数とクリーンエネルギー関連の銘柄で構成されたETFのICLNのパフォーマンスを比較したチャートです。

引用元:Trading View

S&P500が+6.29%なのに対してICLNは+41.79%だから、市場平均以上のリターンを狙うには、ある程度の確信を持ってトレンドの初動から入ることが大事だと分かりますよね

バイデン大統領は、気候変動対策に力を入れると公約で述べていたから、バイデン当選でクリーンエネルギー関連の銘柄は伸びると確信していれば、急騰前に投資することは十分できたと思います。

また、ChatGPTが話題になり始めてデータセンター向けのGPUの需要が大幅に増えそうだと市場で騒がれ始めた2023年初頭から2024年6月11日までのエヌビディアとS&P500のパフォーマンスは以下の通りです。

引用元:Trading View

エヌビディアは2024年6月現在で、AI用データセンターのGPUのシェアを8割以上獲得しており、2023年初旬の決算から爆発的な成長を遂げていたため、今後のAI時代の主役銘柄になると確信していれば大きな利益を挙げられていたと思います。

四章 トレードを実施していた場合の過去のパフォーマンス

脳死のインデックス投資じゃなくて、市場の動向を予想してうまくいった場合のパフォーマンスがどうだったのか見ていきましょう

暴落タイミングで売却→底で買い直せたらどうだったか 

引用元:BlackRock

東証に上場しているS&P500に連動したiシェアーズS&P500米国株ETF(1655)は、コロナショックでつけた2020年3月24日の最安値を10000円とした場合、2024年6月11日では36038円になってます。

もし最安値で1000万円分購入していたら、税金を考慮しなければ3600万円以上になってるから、これだけでセミリタイアも十分可能だったかと思うと、千載一遇のチャンスを逃したと思う

ピッタリでなくてもその付近で実践したらどうなったか

引用元:BlackRock

すごもり需要というワードが流行り始めて、これからIT関連株を中心に上昇していきそうな2020年4月初頭からiシェアーズS&P500米国株ETF(1655)へ1000万円分投資をした場合でも、2024年6月11日では3200万円以上になってるんです。

この時は社会全体がリモートワークへの変化などで、IT関連銘柄に物色が集まっていたから、コロナで相場が不安定だったとはいえ、そこまで投資を始めるタイミングとして難しくなかったと思う

経済指標やマクロ的に成長が期待できるセクターの銘柄を分散していたらどうなったか 

コロナバブルから市場をリードしつづけている半導体関連のETFで構成されたSMHのパフォーマンスを紹介します。

引用元:日本経済新聞

SMHは最安値が48ドル付近、2024年6月11日時点で255.5ドル辺りで約5.3倍になってるから、最安値で1000万円を投資した場合は、為替や税金を考慮しないと5300万円位になってる。

先ほど紹介したS&P500に連動したETFは3600万円くらいだったから、だいぶ違いますよね

これだけでFIREできてもおかしくないことを考えると、もっと早く半導体関連株に目をつけておけばよかったと思う

五章 私の投資戦略 

第五章では、市場平均以上のリターンを狙うために私が実際に行っている投資戦略について解説します。

コアサテライト 

コアサテライト戦略とは、自分の運用資産を手堅く運用するコアと積極的にリターンを狙うサテライトに分ける運用方法のこと。

比率は明確に決まってないけど、コア7割のサテライト3割で運用するのが理想的だとされていて、私自身も現在はこの割合で投資してます。

サテライトの割合をあげすぎると、冷静な判断力をなくしちゃうし、コアを多くしすぎるとリターンが狙えなくて意味ないから、丁度いい塩梅に感じるんですよね

投資経験の浅い人だと、適切なリスクの取り方がわからないから8対2か9対1で運用を始めるのがいいかも

マクロ環境を分析してポジションを縮小させたりトレンドになったテーマに投資をしていく

この記事で何度も述べてきたけど、市場平均以上のリターンを狙う一番確実で再現性の高い方法はマクロ環境を把握した上で、これからトレンドになるセクターに早くから投資をすることだと思います

米大統領が打ち出す経済政策について理解したり、アメリカの中央銀行であるFRBの金融政策に敏感になって、これからどういう相場展開になりそうか予測した上で、どのセクターが強くなりそうか考えながらサテライトの部分を調整していくのがおすすめです

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